当院での日本脳炎ワクチンの接種スケジュールについて、これまで3歳からの接種を推奨してきましたが、生後6か月からの接種に変更します。日本小児科学会も「日本脳炎罹患リスクの高い者に対する生後6か月からの日本脳炎ワクチンの推奨について」の中で、日本脳炎流行地域に渡航・滞在する小児、最近日本脳炎患者が発生した地域・ブタの日本脳炎抗体保有率が高い地域に居住する小児に対しては、生後6か月から日本脳炎ワクチンの接種を開始することが推奨されるとしています。また早期に接種したとしても、3歳から接種したときと比べても免疫の持続期間に差がないというデータもあることから接種スケジュールを変更することにしました。
日本脳炎は、ウイルスを増幅させる動物(ブタ)の体内で増殖したウイルスを蚊が吸い、その蚊がヒトを刺すことによって感染します。国内のブタの日本脳炎抗体保有状況についての2024年の調査では、兵庫県では80%を超える抗体保有率がありました。また、兵庫県内では家畜のブタだけではなく、野生のイノシシなども増幅動物であることが知られています。
具体的な接種スケジュール
0歳児:
① 生後6か月 ② 生後8か月B型肝炎ワクチンと同時接種 ③ 1歳半ごろ水痘ワクチンと同時接種
すでに生後6か月を過ぎている乳幼児:
① 適宜接種 ② 1回目接種から約1か月後 ③ 2回目接種から約1年後
すでに3歳を迎えている/迎えつつある幼児:
① 3歳 ② 3歳1か月 ③ 4歳1か月ごろ
すでに生後6か月を過ぎている乳幼児の方については、当院スタッフの方で接種スケジュールを立てさせていただきますので、遠慮なくご相談ください。

