外来をしていると、おうちの方から、
熱が40℃になったら解熱剤を使った方がいいですか?
解熱剤を使って無理やり熱を下げるのはよくないですよね?
といったご質問をよく受けます。
当クリニックでは、解熱剤は単に熱を下げるためだけに安易に使用すべきでなく、使用の目的は不快感や痛みの一時的な改善にあると考えて必要な方に処方しています。
ご病気の治療に効果はありませんが、熱が高くて眠れなかったり、グズグズして水分が摂りづらそうにしているときは、一時的に解熱剤を使って楽な状態にしてあげた方がいいかもしれません。
解熱剤以外の発熱への対応として、首の後ろや脇の下などを、冷たいタオルや保冷剤をタオルでくるんだもので冷やすという方法もあります。おでこにはあまり太い血管がないので冷やしてもそれほど大きな効果はないでしょう。
熱があるときは皮膚からの水分蒸発が増えたり、食欲が落ちてしまい脱水症になりやすいので、こまめに少しずつ水分を与えてあげるようにしましょう。年齢に合わせて、少しミネラルの入ったイオン飲料などもいいかもしれませんね。
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