ロタウイルスワクチン｜宝塚市・宝塚南口駅よりすぐの あんずこどもクリニック｜胃腸炎予防接種

ロタウイルス胃腸炎は、乳幼児の胃腸炎のなかではもっともひどくなりやすいことが知られています。
症状は突然の嘔吐につづき、白っぽい水のような下痢を起こします。ときに脱水や脳炎・脳症などを合併することもあります。ロタウイルスは、インフルエンザ、突発性発疹症に次ぐ、小児の脳炎・脳症の原因であることが報告されています。

赤ちゃんで早い時期にはじめて感染すると、重症化しやすく入院による治療が必要になることもあります。受診した人の10人に1人が入院する、という報告もあります。 またロタウイルスは環境に強く、石鹸や消毒用アルコールにも強いため、塩素系漂白剤でしっかり消毒しなければ取り除けません。赤ちゃんならごくわずかなウイルスで胃腸炎が起こると言われています。

重症化しやすく感染力が強いロタウイルス胃腸炎から赤ちゃんを守るため、ＷＨＯ(世界保健機関)ではワクチン接種を推奨しています。当クリニックでも大切なワクチンとして生後２か月からの接種をご提案しています。

なお、知っておいていただきたいこととして、このワクチンを接種後(特に1週間)、わずかに腸重積症という病気のリスクが高まると言われています。腸重積症は腸の中に腸がはまりこんで腸閉塞を起こす病気ですが、生後3か月未満では発症が少ないため、当クリニックでは通常スケジュールでは3か月までに接種が完了するタイプのワクチンを採用しています。